50代女性向け!長く続けられる定年のない仕事と資格5選

50代以降も、資格や目立ったキャリアがなくても、仕事を続けたい女性が増えています。
「50代で転職や起業・副業を考えるのは遅いのか」「50代から始められる仕事はどのような内容なのか」「定年のない、女性向けの求人が知りたい」など、これからの働き方が気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、50代女性のために、以下について解説します。
- 50代女性が定年のない仕事を探す前に考えること
- 定年のない50代女性向けおすすめ仕事5選
- 50代女性が仕事を長く続けるための秘訣
定年にとらわれない、長く働き続けるためのヒントをつかんでください。
50代女性が定年のない仕事を探す前に考えること

まずは、老後に必要なお金・老後の働き方・求人市場の現状把握から始めましょう。自分がどのような状況にあるのか知ることが、仕事探しへの近道です。
老後に必要なお金について知る
仕事で得たい収入を考えるには、「この先必要なお金がいくらか」知ることが第一歩です。
ひとつの目安として、老後にかかる日常の生活費が月に23万5千円、ゆとりある老後を想定した生活費が月に37万8千円というデータがあります。
また、仕事のほかに収入源となる年金の平均額も知っておきましょう。国民年金では月に5万5809円、厚生年金では月に14万5865円が支給額の目安です。
老後に必要な金額は、世帯構成やライフスタイルによって大きく変わってきます。
日常の生活費や住宅ローンの返済額・住宅のリフォーム代・医療費などは、特に差が出やすい費用です。
必要な金額が見えると、仕事で得たい収入が具体的になるのではないでしょうか。
働き方を知る
50代からの働き方は、雇用形態にこだわらず、柔軟に考えるのがコツです。
働ける時間や仕事に使える体力、自分の働きやすさ、活かせる知識や経験などを思い浮かべながら、検討していきます。
専門資格を活かして働く
士業と呼ばれる分野の専門知識・資格を持っている方は、年齢に関係なく仕事を続けられる道があります。具体的には、行政書士・税理士・弁護士などです。
企業での勤務を続けるほか、資格を活かした起業も考えられます。
事業の立ち上げにはもちろん責任が伴います。市場調査をもとに事業内容を練る、初期投資や広告宣伝費を抑えるなど、余裕をもってスタートする工夫が必要です。
そのほか、看護師・保育士・調理師など、一定のニーズがある資格や実務経験を持っている方も、年齢に関係なく雇用されやすい状況です。

フリーランスとして働く
個人で業務を請け負う仕事のスタイルもあります。
クラウドソーシングサイトなどで案件を探し、クライアントと業務委託契約を結んで働くスタイルです。
システム開発・Web開発・製品開発・マーケティング・ビジネスサポートなど、様々な分野でフリーランスの方が活躍しています。
フリーランスはクライアントが見つかれば、年齢に関係なく仕事を続けられます。働く場所や時間、仕事量の調整がしやすい点も魅力です。
スキルを磨きながら、自分の裁量で仕事をしたい人に向いたスタイルです。
パート・アルバイトとして働く
短時間でフレキシブルに働けるパート・アルバイトも、選択肢のひとつです。
勤務時間の調整がしやすく、体力に自信がなくても働ける点が魅力です。年齢制限がなく、未経験から挑戦できる仕事も多くあります。
今までの経験が役立たない場合もありますが、長時間の勤務が難しい人や、自分や家族の予定を優先したい人にあった働き方です。
50代女性の求人市場の現状を把握する
求人市場の現状を把握して、対策を立てておきましょう。
50代を採用する場合、採用側は豊富な知識や経験を期待します。一方で、50代は若い世代に比べて、生産性が低いと思われてしまう傾向もあります。
そこで、自身の強みや経験を棚卸ししておき、アピールできるスキルや経験・事例を積極的に伝えることが大切です。
管理職の経験がある方なら、プロジェクトを牽引してきた実績もぜひ伝えてください。
また、新たなスキルや知識の学習が必要な業界では、積極的に身につける姿勢や、柔軟な対応をする姿勢をアピールしましょう。
50代でも戦力になれることが伝われば、採用の可能性も高まります。
定年のない50代女性向けおすすめ仕事5選

50代以上の女性が活躍している仕事として、医療事務、介護職、キャリア支援職、不動産営業、IT・WEB関連の5つを紹介します。
どの仕事でも、求人が増えている業界への挑戦や、年代を問わない経験やスキルが歓迎されます。スキルアップを目指すための、おすすめの資格も合わせて紹介します。
医療事務 – 資格を活かして安定した働き方
医療事務は、病院やクリニックでの業務にあたる仕事です。
診療患者の受付・カルテの管理・診療報酬の請求・診察などの予約管理・書類作成や電話応対といった事務業務など、幅広い業務をカバーします。
これまで社会人として働いてきた経験が生きる仕事です。医療業界は今後さらに需要が増す可能性があり、無資格・未経験でも歓迎されます。
関連資格を取得すると、採用が有利になったり、給与アップにつながったりする可能性もひらけます。取得条件には年齢制限がありません。
初心者が取得できる、代表的な3つの資格をご紹介します。
医療事務技能審査試験
「メディカルクラーク」とも呼ばれ、医療実務能力を証明する資格試験です。
一般財団法人日本医療教育財団が主催しており、45年以上の歴史があることから、似た他の資格と比較して信頼感があります。
主に、現場でのコミュニケーション・受付業務・診療報酬にまつわる知識を問う内容です。
医療事務管理士®技能認定試験
診療報酬の算定技能を証明する資格試験です。
JSMA技能認定振興協会が実施しており、医療保険制度や、診療報酬の仕組みについて知識を習得する必要があります。
診療報酬請求事務能力認定試験
レセプト作成能力の証明になる資格試験です。専門知識や実務経験があったほうが良いので、初心者には難しい場合もあります。実務経験を積みながら取得を目指すのもおすすめです。
公益財団法人日本医療保険事務協会が実施しています。
介護職

介護職も、50代以上の女性が活躍しています。
介護は、シニア層の人口が増え続けていることから、求人ニーズが高い業界です。未経験・無資格でも歓迎されます。
老人ホームやデイサービス・訪問介護・病院などの現場で、業務にあたります。
主な業務には、食事・入浴・着替え・排泄(はいせつ)など要介護者の身体に直接触れる身体介助、掃除や洗濯・買い物などのサポートを行う生活援助があります。
50代にとっては、得た知識や経験が家族の介護にも活かせます。
関連資格を取得すると、採用が有利になったり、給与アップにつながったりする可能性が高くなります。無資格者でも受験できる資格2種をご紹介します。
介護職員初任者研修
介護の入門となる基礎知識を持っていることを示す資格です。
所定のカリキュラムを受講し、修了試験に合格すれば取得できます。
家族の介護のために必要な知識を得ようと受験する人もいるほど、基本的な内容です。
これから介護の分野で働こうと考える人向けの資格です。
介護福祉士実務者研修
より実践に役立つ介護の知識を身に付けたい方向けの資格です。
履修科目には痰吸引や経管栄養についての科目もあるため、医療的ケアに関する知識を学べます。
資格取得者は、訪問介護事業所で配置が義務付けられている「サービス提供責任者(サ責)」になることができます。また、国家資格である「介護福祉士」の受験資格が得られ、キャリアアップにもつながる資格です。
キャリア支援職

働き手不足を背景に、採用は売り手市場の時代になってきました。
このため、求職者が仕事探しをするためのサポートが必要となり、キャリア支援職のニーズが高まっています。
就職支援・仕事に関する相談の受付・キャリアアップのためのコーチングなど、多岐に渡る仕事があります。
ハローワークなどの機関に勤めたり、企業や教育機関・団体から業務委託を受けたりと、働き方は様々です。SNSや公共スペースを活用して、求職者から直接依頼を受ける方もいます。
特に、再就職・キャリアチェンジを目指すシニア層の相談受付ニーズが高まっています。50代のキャリア支援職には、同世代・シニア層ならではの信頼感も期待されています。
キャリア支援のスキル・専門知識を得るための資格を2つ紹介します。
キャリアコンサルタント
カウンセリングなど、キャリアコンサルティングの専門知識と技能を示す国家資格です。
実務未経験でも、養成講座の受講で受験資格が得られます。
ファイナンシャル・プランニング
相談者のライフプランを、経済的な面からサポートするための資格です。
税金・住宅ローン・老後のお金など、生活や家計に関するお金の知識が問われます。
不動産営業
不動産業界には一定の需要があり、年齢を問わず働き続けられる業界のひとつです。
特に営業職は、成果により収入が得られるメリットがあります。関連資格を1つ紹介します。
宅地建物取引士
不動産取引の専門知識を証明する国家資格です。
不動産の賃貸や売買を行う際は、従業員5名につき1名以上、宅地建物取引士の設置が義務付けられています。
このため、不動産業界のほか、不動産売買や仲介を行う金融機関などにも活躍の場があります。
資格取得者は、重要事項の説明や、契約内容書面への記名押印など、独占業務を担当できます。
IT・WEB関連

様々な業種でデジタル化が進むなか、IT・WEB関連もニーズの高い仕事です。
スキルを磨いておけば、50代以上でもフリーランスなどで働く道があります。
システム開発・Webデザイン・Webライティングなどの分野では、50代以上の場合、基本は経験者採用が中心になります。
データ入力や分析の仕事だとExcelのスキルやITスキルが問われ、派遣などで仕事が得やすくなります。関連資格を2つ紹介します。
ITパスポート
ITの基礎知識が証明できる国家資格です。
AIやビッグデータ・IoTなどの技術や手法・マーケティング・セキュリティなどの知識を証明できます。
取得にあたってはストラテジ系(経営全般)やマネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)などを全般的に学ぶ必要があります。自身の情報処理スキル向上にも役立つ資格です。
基本情報技術者試験
ITを活用したサービス・製品・システム及びソフトウェア制作に必要な基本的知識と技能が問われる試験です。
企業でのエンジニア雇用を目指す際に、取得しておきたい資格です。

50代女性が仕事を長く続けるための秘訣

50代の女性が仕事を長く続けるための秘訣を、働く目的を明確にする、楽しく働ける仕事を選ぶ、将来のライフスタイルに対応できる仕事を選ぶ、の3つに分けてお伝えします。
20〜40代の頃とは価値観や状況が変わっていることに気づくはずです。
働く目的を明確にする
働く目的を明確にするのは、年齢や性別を問わず、仕事を考える時の秘訣とも言えます。
50代を迎えたあなたは、何のために働くのでしょう?
目的には優劣がないので、収入を得たい、人の役に立ちたい、働くことで生活のペースを作りたいなど、どのようなことでも構いません。
働く目的が明確になれば、仕事の内容や職種・勤務条件が選びやすくなります。転職活動も進めやすくなるはずです。
楽しく働ける仕事を選ぶ
2つ目の秘訣は、楽しく働ける仕事を選ぶことです。
仕事を継続できるかどうか、またストレスなく働けるかは、仕事を楽しめるかどうかにかかっています。
自分の好きなことが仕事に含まれているか、今までの自分の経験やスキルが活かせるか、職場環境が自分に合うか、仕事内容に対して給与が低すぎないか、などをチェックしてみましょう。
全てを満たすのは難しくても、自分がゆずれないポイントをクリアできていれば、仕事を続けるモチベーションになります。
将来のライフスタイルに対応できる仕事を選ぶ
3つ目の秘訣は、将来のライフスタイルに対応できる仕事を選ぶことです。
50代になると、20〜40代の頃には予想しなかった変化が起こります。
体力が落ちてくることもありますし、予期しない家族の都合で、長時間勤務が難しくなることもあります。更年期障害の影響などで、本人の意思ではないのに気力が低下してしまう方もいます。
仕事で無理をして怪我をしてしまう、体調を崩してしまうことは避けたいですね。勤務日数や時間に無理がないか、これまで以上に慎重に選びましょう。
まとめ

今回は50代の女性に向けて、長く続けられる定年のない仕事と資格5選について解説してきました。
まず、定年のない仕事を探すために、老後に必要なお金と働き方を知って、求人市場の現状把握から始めましょう。
次に、定年のない50代の女性におすすめの仕事5選は、医療事務、介護職、キャリア支援職、不動産営業、IT・WEB関連です。
最後に、仕事を長く続けるための秘訣は、働く目的を明確にすること、楽しく働ける仕事を選ぶこと、将来のライフスタイルに対応できる仕事を選ぶことの3点です。
これから転職活動を具体的に始めたい方や、情報収集を始めたい方は、ご自身の見つめ直しに、ぜひこの記事を活用してみてください。

